🤨は片方の眉を吊り上げ、口を横一文字に結んだ顔です。2017年に追加され、提案の段階からプロレスラー兼俳優ドウェイン・「ザ・ロック」・ジョンソンの決め顔を参考にしたと言われ、英語圏では「The Rock emoji」「skeptical face(懐疑の顔)」という呼び名が定着しています。核になるニュアンスは「疑い」です。怒っているわけでも驚いているわけでもなく、相手の話を聞いたあとに「うーん、それ本当?」と一拍止まる、あの表情です。
こう使う
- 信じがたいとき:「0時に寝て6時に起きてジム行ったの?🤨」
- 怪しい気配:「急にやさしいんだけど何🤨」
- 話の筋が通らないとき:「ダイエット中なのにポテトは別腹?🤨」
- 冗談めかした追及:「で、誰といたの🤨🤨」
- 反論の前の一呼吸:「その記事、出どころどこ?🤨」
🧐(片眼鏡の顔)が「よく見てみよう」という観察寄りなのに対し、🤨は見る前から「まず信じない」という構えです。😒(しらけた顔)とも違います。😒はもう失望して白い目を向けている段階、🤨はまだ判断を保留して相手を値踏みしている段階です。
日本・韓国・英語圏の違い
日本では「眉を上げた顔」の名前のとおりに使われますが、英語圏ほど頻繁には出てきません。日本語のチャットでは疑いを示すとき「え?」「ほんとに?」といった文字や、やわらげる😅を先に選ぶ習慣があり、🤨はそれより一段はっきり「怪しい」と顔に出す印象になります。相手を直接疑うような表現を避ける空気があるぶん、使うのは親しい間柄にほぼ限られます。
韓国では「진짜?(マジで?)」程度の温度で、友だち同士の軽い追及にいちばんよく付きます。掲示板では、やたらと褒めちぎったレビューの下にコメントとして🤨ひとつだけを置いて「信じてない」と伝える使い方もあります。長い公式名で呼ぶ人は少なく、「疑いの絵文字」「眉毛の絵文字」と呼ばれることが多いです。
英語圏では、絵文字ひとつで返事になる「リアクション絵文字」としての地位がもっとも確かです。TwitterやRedditでは大げさな主張の下に「Source?🤨(ソースは?)」「Sure, Jan🤨」のような短い文と一緒に並び、恋人同士では「who’s that🤨(それ誰)」のような冗談半分のやきもちにも使われます。ザ・ロックとの結びつきも広く知られていて、彼のミームそのものに使われることもあります。
誤解されやすい点
- 仕事のチャットで上司や取引先の発言に🤨を付けると、「あなたの言うことは信じられない」という意味がそのまま伝わります。冗談が通じる間柄でなければ避けましょう。
- 小さい表示では😏(ニヤリ顔)と見分けにくいことがありますが、意味は別物です。😏は口角が上がった「分かってるよ」の余裕、🤨は口が一文字の「疑い」です。
- 🧐と混同しやすいですが、🧐は「興味深い、見てみよう」に近く、責めるニュアンスが弱めです。追及するつもりがないなら🧐のほうが安全です。
- 相手が真剣に悩みを打ち明けている会話では、どんな意図でも避けたほうがいいです。「その話、本当?」と疑っているように見えてしまいます。
プラットフォームによるデザインの違い
Appleは左の眉を高く上げ、反対側の目を少し細めていて、「にらんでいる」感じがいちばん強く出ます。Google(Noto)は眉の角度がゆるやかで口も短く、疑いがやわらかめに見えます。MicrosoftのFluentは立体的な顔に片眉だけがくっきり折れていて、小さくても表情が読みやすいです。Samsungは時期によってデザインが変わってきましたが、おおむね目が大きく眉の間隔が広いため、「疑い」より「きょとん」に寄って見えることがあります。どちらの眉を上げているかもベンダーごとに違うので、スクリーンショットで共有すると送り手が見ていた表情と微妙に印象が変わることがあります。