🖕は、手の甲を向けて中指だけを立てた形の絵文字です。日本語名は「立てた中指」で、一般に「ファックサイン」とも呼ばれる、強い侮辱を表すジェスチャーを写したものです。Unicodeには2014年ごろのバージョン7.0で標準化され、正式名称は「reversed hand with middle finger extended」です。欧米から入った動作なので、日本の日常会話にもともとあったものではありません。
こう使う
- 友だち同士の冗談:「明日月曜なんだけど🖕」と状況に向けて悪態をつく
- 強い怒り:理不尽な出来事や、ひどい扱いへの怒りを表す
- 親しい相手との悪ふざけ:からかい合いの中で軽く使う
- 解説や記事:このジェスチャーを説明・引用する文章で触れる
人に向けて送れば攻撃になります。😡(激怒した顔)や🤬(ののしる顔)が怒りを表すだけなのに対して、🖕は相手を直接侮辱する意味が強い点が違います。👎(親指を下げた手)よりもずっと露骨です。
日本・韓国・英語圏の違い
日本では映画や海外のポップカルチャーを通じて知られたジェスチャーで、英語圏や韓国ほど日常的ではありません。それでも意味は広く伝わっていて、侮辱として受け取られます。親しくない相手や目上の人、仕事の相手に送ることはまずなく、使う人も限られます。
韓国では「중지(中指)」「가운뎃손가락」と呼ばれ、欧米の文化と一緒に入ってきたジェスチャーとして悪態の意味で理解されています。目上の人や同僚、知らない人には失礼にあたり、友だち同士の冗談で使うときも、相手が嫌がらないか確かめてから使う人が多いです。
英語圏では最もよく知られた侮辱のジェスチャーのひとつで、あおり運転への怒りやデモの写真などでよく見かけます。古代ローマにも似た動作が侮辱として使われていたことが知られています。SNSでは本気の敵意にも、友人同士の悪ふざけにも使われるため、文脈なしには区別できません。
誤解されやすい点
- 冗談のつもりでも、相手には侮辱として届くことがあります。よほど親しい相手でなければ使わないのが安全です。
- 職場、学校、顧客対応では完全に不適切です。一通の送信が処分や関係の悪化につながりかねません。
- 世界中で同じ強さの意味とは限りません。地域によって受け止め方が軽かったり別の侮辱の仕草があったりするので、海外の人には特に注意してください。
- 肌の色の選択肢がありますが、色を選んでも意味がやわらぐわけではありません。
プラットフォームによるデザインの違い
Apple、Google(Noto)、MicrosoftのFluent、Samsungとも、手の甲側から見た手の中指だけを立てた形で、基本は共通です。肌の質感、陰影、写実的か漫画的かといった点が少しずつ違いますが、どれも意味は同じに読まれます。サービスによってはこの絵文字を非表示にしたり別の表示に置き換えたり制限したりすることがあり、受け取り側では違って見える場合もあります。