🤦は片手を額に押し当て、顔を覆うようにしている人です。英語圏のネットで「facepalm(顔に手のひら)」として「あきれて言葉が出ない」という意味のミームとして長く使われたあと、2016年にUnicodeに入りました。基本形は性別が決まっていない人で、🤦♀️(女性)と🤦♂️(男性)、肌の色のバリエーションがあります。日本語の公式名は「ひたいに手をあてる人」ですが、「額に手」「フェイスパーム」「やれやれの絵文字」などと呼ばれることが多いです。
こう使う
- 自分への「やっちまった」:「帰ってから気づいた、傘をカフェに忘れた🤦」
- 他人のミスにあきれる:「またパスワード忘れたって🤦♀️」
- お決まりの結末:「結局また唐揚げ頼んだ🤦♂️」
- ニュースや状況へのため息:「これが公式発表なの?🤦」
- 軽い「知らなかったの?」:「それ昨日お知らせ出てたよ🤦」
🙄(上を見る顔)が「イラッとして無視」なら、🤦は「情けなくて顔を上げられない」です。🤷(お手上げする人)が「知らない、自分のせいじゃない」と責任を手放すのに対し、🤦には「誰か(しばしば自分)が明らかに間違えた」という判断が含まれます。😩(疲れ果てた顔)と比べると「つらさ」より「あきれ」の比重が大きい絵文字です。
日本・韓国・英語圏の違い
日本では公式名より「やれやれ」「顔を覆う」の感覚で理解されています。英語圏の「facepalm」ミームがそのまま輸入された印象は薄く、自分の失敗を控えめに見せる用途が中心です。他人の行動に向けて使うのは日本でもやや強い表現とされていて、親しい相手でなければ😅に置き換えて和らげる人が多いです。LINEのスタンプで同じ仕草のものが多く、絵文字より先にスタンプで「あちゃー」の意味を覚えた人もいます。
韓国では「아이고(ああもう)」「내가 미쳤지(どうかしてた)」のような自責やため息の代わりに使います。小さな失敗を告白する投稿に添えると「自分でも情けないのは分かってる」という意味になり、相手がそれ以上突っ込みにくくなる効果があります。性別つきでは🤦♀️を使う人が体感的に多く、コミュニティでは政治・社会ニュースへの反応としてもよく見かけます。ただし相手のミスに🤦を使うと「情けない」という評価がそのまま伝わるので、親しくないと攻撃的に読まれます。
英語圏では「facepalm」が動詞として通じるほど定着した表現で、絵文字ができる前から『スタートレック』のピカード艦長が額に手を当てる場面がミームとして出回っていました。そのため🤦は「あのミームを一文字にしたもの」という認識があり、政治ニュースやばかげた発言へのリプライで非常によく見ます。性別を明示した🤦♂️・🤦♀️を使う割合が日本や韓国より高く、「🤦♂️ why did I say that(なんであんなこと言ったんだ)」のように自分に向けて使うのも普通です。
誤解されやすい点
- 相手のミスへの返事に🤦だけを送ると「あなた本当にダメだね」という意味になります。仕事の場面や目上の相手には、どんな意図でも避けてください。
- 🤦と🤷は手の位置が似ていて小さい画面で混同しがちです。🤦は手が顔に、🤷は手が肩の高さにあります。意味は「情けない」と「知らない」でまったく違います。
- 基本形の🤦は機種によって男性に見えたり女性に見えたりします。性別が意味を持つ文脈なら🤦♂️か🤦♀️を明示したほうが安全です。
- 本当に頭が痛いという意味で使うと誤解されます。頭痛なら🤕(包帯を巻いた顔)か文章で書くほうが正確です。
プラットフォームによるデザインの違い
Appleは上半身が見える写実寄りの人物が手のひらを額に当てて目を閉じていて、「深いため息」が伝わります。基本形は短髪で中性的です。Google(Noto)は頭と手を単純化してアイコンに近く、表情はより淡々としています。MicrosoftのFluentは立体的で手が大きく描かれ、「顔を包む」動きがはっきりしています。Samsungは人物が少し横を向いていて、「目をそらす」感じがやや強めです。基本形の髪型や服の色が機種ごとに違うため、同じ🤦でも受け取る側には別の性別に見えることがあります。