🤌は五本の指先を一点に集め、上向きにすぼめた手です。2020年のUnicode 13.0で追加され、日本語の公式名は「上向きにすぼめた手」です。イタリアでは「ma che vuoi?(いったい何が言いたいの?)」「何を言ってるの?」「冗談でしょ?」といった、あきれや不満を添える身ぶりとして知られています。
こう使う
- イタリア風の冗談:「ピザにパイナップル?マ・ケ・ヴオイ🤌」
- あきれ:「それが本気の主張なの?🤌」
- 料理の絶賛:「このパスタは完璧🤌」
- 投げやりな態度:「まあ、そんなもんでしょ🤌」
- 熱を込めた説明:「だから、そういうことじゃなくてさ🤌」
「おいしい」「完璧」の意味で使われるのは、英語圏で後から広まった使い方です。シェフが指先にキスして味を称える身ぶりとの連想も影響していて、もともとの意味とは別のものです。
日本・韓国・英語圏の違い
日本では、名前が手の形をそのまま説明するだけの「上向きにすぼめた手」で、イタリアの身ぶりだという認識はあまり広まっていません。指先を集めた形から「ちょっとだけ」「つまむ」「お願い」のような印象を受ける人もいます。使われる場面は、主にイタリア料理の話題や、イタリア風の冗談に限られます。
韓国では、イタリア映画やミーム動画で見て知っている人は意味が分かりますが、日常の会話で使う人は多くありません。この身ぶりが一般的な文化ではないため、「ほんの少し」や、何かをつまむ意味にとる人もいます。使う場合は、イタリア風の冗談だと文脈で伝えるのが無難です。
英語圏では、イタリアの手として広く認識され、「ma che vuoi」のセリフや、イタリア系の話しぶりをまねるミームとともに広まりました。料理を褒めるときや、皮肉まじりのいらだちを表す場面にも使われます。一方で、イタリア人を戯画化しているように見えないよう気をつける人もいます。
誤解されやすい点
- 🤏(つまむ手)とは違います。🤏は親指と人差し指を近づけて「ほんの少し」「とても小さい」を表し、🤌は五本の指先を上に集めた形です。
- 👌(OKサイン)とも違います。🤌は輪を作らず、基本は承認ではなく、あきれや不満のニュアンスです。
- イタリア人でない友だちに使うと、訛りをからかっているように見えることがあります。愛のある冗談の範囲にとどめましょう。
- 「つまむ」という名前から人をつねる意味に思えますが、身ぶりとは関係ありません。名前だけで解釈しないようにしましょう。
プラットフォームによるデザインの違い
五本の指先を集めて上に向けるという基本の形は、どのプラットフォームでも似ています。Appleは指先がきれいにそろい、手首がわずかに傾いています。Google(Noto)は丸くシンプルで、MicrosoftのFluentは陰影と立体感が強めです。Samsungは指先の間隔がはっきり描かれる傾向があります。肌の色のバリエーションや手の角度が違うため、同じ🤌でも機種によって少し印象が変わります。