🥳はパーティー用のとんがり帽子をかぶり、口に紙ラッパをくわえ、紙吹雪を浴びている顔です。2018年ごろに追加された比較的新しい顔文字で、それまで「お祝い」を表すには🎉と😄を別々に並べるしかなかった空白を一文字で埋めました。「パーティーの顔」という正式名より「クラッカーの顔」と呼ぶ人が多いかもしれません。誕生日、合格、昇進などの慶事に使うのが基本ですが、すぐに「一人で小さく祝う顔」「はしゃいでいるふりをする顔」にも広がりました。
こう使う
- 誕生日:「誕生日おめでとう🥳🎂」
- 慶事のお祝い:「合格したの?おめでとう🥳🎉」
- ささやかな自祝:「やっと金曜日🥳」
- 集まりの告知:「今週土曜は飲み会🥳」
- 自虐まじりの歓声:「残業終わった🥳 帰ってまた仕事するけど」
🎉(クラッカー)が場面を飾る小道具なら、🥳はお祝いしている人の「表情」です。😆や😄と比べると「うれしい」より「お祭り」に焦点があるので、ただ気分がいいときより、何か記念することがあるときに向いています。
日本・韓国・英語圏の違い
日本では誕生日(誕生日おめでとう🥳)や記念日に使うのが中心で、英語圏や韓国に比べると、日常的に大げさに使う場面はやや少なめです。ただしXやInstagramのお祝いリプライで🎉とセットで付けるのは非常によくあり、二つ並べて「祝」の一文字の代わりになっています。LINEでは誕生日メッセージのほか、「飲み会🥳」のような告知にも使われます。
韓国ではカカオトークの誕生日通知と切っても切れない絵文字で、「축하해🥳(おめでとう🥳)」の一行が誕生日の挨拶の定型のように定着しています。それ以上に「불금🥳(花金)」「월급날🥳(給料日)」のような小さな楽しみを大げさに祝う使い方が多く、集まりの告知に付けて雰囲気を盛り上げたり、逆に「야근🥳(残業)」のように全然楽しくないことに付けて皮肉にしたりもします。
英語圏では「party face」「celebration emoji」と呼ばれ、「Congrats🥳」「Happy birthday🥳」の標準です。特にSlackなどの仕事のチャットで、リリース、契約、入社といった知らせへのリアクションとしてよく付きます。金曜日、休暇の始まり、給料日に一人ではしゃぐ投稿とも相性がよく、「I’m 30 now🥳(今日で30歳🥳)」のように喜びとあきらめが混ざった自虐にもよく見かけます。
誤解されやすい点
- 相手の知らせが本当に良い話か分からないうちは使わないでください。退職や引っ越しの報告に🥳を付けると「いなくなって良かった」と読まれかねません。
- 誰かが最近つらい話をしたグループで誕生日を祝うときは、タイミングを見てください。
- 🎉(クラッカー)や🎊(くす玉)は物で、🥳は顔です。改まったお祝いのメッセージには🎉のほうがすっきり見えます。
- 🤩(目が星の顔)と混同しやすいです。🤩は「すごい!」という感嘆、🥳は「お祝いしよう」なので、向いている対象が違います。
プラットフォームによるデザインの違い
Appleは金の縁取りのある青い帽子、黄色いラッパ、はっきり分かれた紙吹雪が描かれ、いちばん華やかです。Google(Noto)は帽子の色が明るくラッパが短めで、全体に平面的ですっきりした印象です。MicrosoftのFluentは立体的な顔に帽子が斜めにのっていて、少し酔いの回ったパーティーのように見え、Samsungは紙吹雪が少なく表情がくっきりしているため、きちんとしたお祝いに近い雰囲気です。帽子やラッパの色はプラットフォームごとに少し違いますが、「お祝い」という意味が揺らぐほどではありません。